いまさら平成紅白特番を眺めてみた
今しがた、ようやく先月()の平成紅白のやつ見ました。
サブちゃんの発言とかを眺めていて、ぶいっこ初年のアレは、えねちけ的にはトリに準じたおもてなし扱いってことだったのかなぁ・・・とぼんやり。
全体的には、平成前半のほうがやはりハレ感が強いなと。
ケに近づくのが悪いわけではないんだけど紅白ならではのゴージャス感は減っちゃうね。
ケに近づくのと同時に、歌じゃなくてパフォーマンスがメインにきてるような気もしてて。
だからなのか、歌がちゃんとアンテナにひっかからないことが増えております。
例えばランニングマンとかTTなんかは、話題になってるらしいことは知ってても、いざ歌を思い出そうとしてもサビすら諳んじることができなくて、「といえば」と紹介されるポーズが始まって3秒程度の印象しかないなぁと(苦笑)
そりゃヒット曲と言われてもピンとくるわけないわ。
中継もいくつか紹介してたけど、中島みゆきさんの黒部ダムとかは「ならでは」で納得。
失礼ながら、ただのライブ中継とかはやはりご遠慮いただきたいな・・・と。
トリ・大トリは「この歌手なら」という以上に「この曲なら」な納得感があるとないでは大違いだなぁと実感しました。
・・・べ、別に誰を責めてるわけでもないですよ?ええ。
お笑い方面は、番組では全体的に「こんな大御所まで出てたんですよ!みんなウケててすごいなー!」でまとめられてたと思うんだけど、なんていうか「いつものアレ」な安心感のある笑いが多かったし大きかったなと。
こう、ものすごく面白いというよりは、こう、「くるぞくるぞ」っていう、笑いどころをみんなが知ってるネタを楽しんでたっていうのかしら。
ついったとかヤフブロでは以前から何度か言っていたのですが。
私としては紅白にはわりと「偉大なるマンネリズム」を求めているところがありまして。
大晦日だからこそ「ド直球で突き抜けた王道」か「足は地についてるけど飛び道具を出してくるのはみんな知ってて、それをいろんな人が様々な角度から楽しめる」のどちらかが見たいと思ってるかもしれないなと。
だから平成中期の衣裳対決みたいな「今年のアレ」感のほうが半端なサプライズより楽しみだし、民放でやらなくなった長尺というか、一人ひとり(一組ずつ)じっくりと聴かせてくれるほうが嬉しいのよね。
人数だけで争う豪華さは会場のサイズ的にも民放が勝って当たり前なので、紅白にそこは求めてないのです。
あとは、最近の民放でやらなくなった最新曲歌う以外の見せ場とかパフォーマンスが見られると嬉しいかなぁ。
ヒッパレとかは普段見るような歌番組では見ない人がふらっと出てきてとんでもない編曲や掛け合わせをさらっとこなしてる姿とか、普段見られない圧巻パフォーマンスしてくれるのが楽しかったのよね。
別に紅白がそうでなければ、とか言うつもりではないのだけれど。
でも、見た目の派手さがどうとかサプライズ(というよりドッキリ?)成功がどうとかよりも、「ワクワクする、待ち遠しいことってなんだろう」「お祭り気分ってどういうときに感じられるんだろう」って考えるほうが、おそらく「今年の紅白、観て良かったな」って思えるんじゃないかと。
そんな気がします。