見当違いかもしれないけれど
六本木歌舞伎のときに、海老蔵さんのブログで健くんが話題になってるよーと何度か回ってきてて、それを見ながら思ったことを少々。
ABKAI 市川海老蔵ブログ
https://ameblo.jp/ebizo-ichikawa
の、特にこの3つ。
おはようございます
2019-03-24 06:20:08
https://ameblo.jp/ebizo-ichikawa/entry-12449201256.html
おはようございます
2019-03-25 06:33:44
https://ameblo.jp/ebizo-ichikawa/entry-12449442879.html
面白かったー
2019-04-10 13:16:16
https://ameblo.jp/ebizo-ichikawa/entry-12453302938.html
本来は別に気にするようなことでもないのかもしれないけれどね。
ついったで海老蔵さんのファンの方が「若が本当に久しぶりに楽しそうに舞台に立っている」という主旨の発言をしているのを何度も目にしていたので、普段と何が違うのかなぁと思いながら見てたところもありまして。
もちろんこれは、私の勝手なイメージではあるのですが。。。
歌舞伎役者の皆さんは、もしかしたら、普段の公演では芝居(演技そのものはもちろん、ストーリーや演出、作り上げた空気感も含めて)を褒められたり感想をもらったりすることはなくて、技術を褒められることしかないのかもしれないなぁと。
古典は特に、同じ台本、同じ演出で洗練していくものなのかなぁとも思うし。
はじめましての人であっても、プログラムさえ購入すれば筋書読めるし。
このシーンでにらみをとか見栄を切るとか決まっていて、そこに磨きをかけるものなのでしょうし。
となると、ご贔屓筋が見てくれるのは“個人個人の技術”なのかなぁと思う次第で。
「この演出、やっぱり良いよね」とか「今回の筋書、ここがすっきりしたよね」とか「この二人の掛け合い、すごく息が合ってた」とか「ここがこうなったから、ますます話が面白くなってた」とか、そういう話題にはならなさそうな気がしてしまうのです。
もちろん私の勝手なイメージなので、実際は全然違うのかもしれませんけど。
客席にいるのはたくさんの常連様と、ド緊張のはじめましてさんだったら、新鮮な反応を見ることって、ほぼないのではないかしら。
たとえネタバレ知っててもまっさらの反応を返せる人って、なんだかんだ言っても少ないし。
(そういう反応を返すことも客席側ができる演出の一部だと理解してると、そこそこできるようになるんですけどね。)
それに、歌舞伎には、そういう反応の仕方(?)にもお約束がたくさんあるイメージもあるので、素直な反応が引き出しにくそうだなぁ・・・と。
そしてそれはおそらく、“お名前”が大きくなればなるほどその傾向が強まるのでは?・・・なんてことを考えたのです。
もちろん、私には関係者の知り合いがいるわけでもないので、全然見当違いなことを言っている可能性のほうが高いですよ?
ただ、芝居そのものを楽しんでくれているのが見えるほうが、やっているほうもより楽しいしやりがいを感じるのではないかと、そう思ったのです。
そういう意味で、(いつもと違ったことができる楽しさもあったとは思うのですが)歌舞伎演出の定石からちょっと外れた三池演出への反応がよかったり、芝居慣れはしてるけど歌舞伎慣れはしてないぶい担の、歌舞伎のお約束とは微妙に違った素直な反応を見られるのは、反応を引き出す側としても、チャレンジングな気持ちで臨めて楽しめたんじゃないかなぁ。
・・・なんてね。
私の乏しい経験や記憶から引っ張りだすと、そんな印象を受けるのです。
足しげく歌舞伎に通っていたり歌舞伎通の友人がいたりしたら、また違った印象を持ったかもしれません。
ただの“私の気のせい”であってくれるのが、一番いいかもなぁ。。。