こういうのを見ると
全面的に賛成ではないけれど、なんだかなぁと思うところもあるわけで。
ちょっとショックだったことがあって。
— ごま@保育園🍆 (@gomaluna) 2021年8月28日
職場で処遇改善とやらのために職歴証明を取って欲しいと言われたのですよ。
私は看護師歴27年ですが、結婚後家庭の事情でそのうち10年は子育てに専念しながら派遣などでお仕事を。その後は子どもたちの帰る時間までに帰れるように非常勤でお仕事を12年。(1/7)
今回みたいに医療が逼迫したり、オリンピックみたいな一大イベントがあったりすると、「潜在的看護師が〜」と言われるけども、なにを虫の良いことを、と思うわけです。
— ごま@保育園🍆 (@gomaluna) 2021年8月28日
これはなにも看護師だけの話じゃなくて、女性のキャリア全体に言えること。(5/7)
月の1/3は家に帰らず、いつ移動になるかわからない、帰ってくる時間も休日も不定期で、しばしば呼び出しをくらう夫、ワンオペの日々で看護師フルタイム勤務はできないよね。
— ごま@保育園🍆 (@gomaluna) 2021年8月28日
どうやったって職歴は細切れになるしかなかった。
もし可能であったなら、私も職歴を積み上げていきたかった。(4/7)
正職だった、最初の大学病院の4年間だけが私の職歴評価。
— ごま@保育園🍆 (@gomaluna) 2021年8月28日
頭では理解できるのだけど、なんだかものすごくショックだったよね。
12年勤めた非常勤のクリニック看護師もカウントされないんですって。子育てしつつ週5出てても1日の時間数が足りないとダメなんだって。(3/7)
その間に大学に通い、学士を取り、心理学検定の特一級を取り、省庁関係の臨時スタッフしたり、育児プログラムのファシリテーター資格を取ったりして、常に学びを続けていたわけだけれども、悲しいことにそれらはすべて職歴の評価に値しないのだそうだ。(2/7)
— ごま@保育園🍆 (@gomaluna) 2021年8月28日
それもこれも、私の選択したことなのだから仕方ないのだけれど。
— ごま@保育園🍆 (@gomaluna) 2021年8月28日
雇用形態と継続経験年数がすべてなのを目の当たりにしたらやっぱり虚しい。
どこかで無償で支えている誰かがいるからこの世の中が回っているし、あなたがやらずに済んでいるってことにいいかげん日本社会は気づいた方がいい。(7/7)g
子育て実績はキャリアじゃないんか?
— ごま@保育園🍆 (@gomaluna) 2021年8月28日
多様な働き方は職歴に値しないんか?
続けて長年勤務したことだけが仕事の評価なんか?
女性が輝く、なんてちゃんちゃらおかしいわ!
…と、ついひねくれたくなったです。(6/7)
(追記)
— ごま@保育園🍆 (@gomaluna) 2021年8月29日
職歴証明を要求されたのは、こちらの制度に職場が助成金加算申請を出すためです。https://t.co/cbNVQyKUJe
ものすごく考えることの多い問題。細切れなキャリアが職歴にカウントされない、という捉え方では、大変でも仕事を手放さず懸命にバランスを取ってきた人の心が折れてしまう。子育て時期に時短で乗り越えたことも、資格を取るための通学も、無価値と言われてるようで。 https://t.co/bssOtpJgPA
— すぐやる末次由紀ちはやふる48巻新春発売! (@yuyu2000_0908) 2021年8月30日
次々転職して細切れになったり短時間勤務にせざるを得なかったりは、出産に限らず色々な事情があると思うので、そこを一切評価させない仕組みになっているところは制度の問題だと思うのだけれど。
(とはいえ業界関係者ではないので、本当にそういう制度になっているかどうかは知りませんけどね)
元ツイの人はどうも「学びを続けていることも評価してほしいのにしてくれない」というのも主旨の中に含めてしまっている気がするのです。
正直、大人は結果だけを求められているというか、勉強していることそのものを評価されるのは子供の時だけですよね。
だから、そこに関してはちょっと違うよ? と思っちゃったり。。。
免許になっている部分は取得しないと何もできない=お話にならないので、そこはさておいて。
ランクアップの部分で資格保有しているかどうかが職歴には関係しないのは、どこの会社でもだいたい一緒だと思うのです。転職でちょっと有利になるケースはあるでしょうけれど。
もちろん、その資格を持っていることでできる仕事が増えたり給料に手当として反映されたり、取得時に一時金が支払われることは職場や仕事内容によってはあるけれど、それって履歴書の略歴欄には書かないでしょ? 職“歴”ではありませんよね? っていうところは引っかかってます。
おそらく「いわゆる『勤務(出勤)』ができない期間もこんなに頑張ってたのに!」って言いたいんだろうけど、そこは正社員だろうと何だろうと職歴としては評価されてないし勤務実績にも入ってない点だと思うけどなぁ。
それとも子育てをその職業の勤務実績として評価して上乗せしろってこと? それはちょっと難しいんじゃないかな。全然違う業界に転職するようなものと考えても、前職に対してそういう評価するかどうかってまったく別の話というか……ねぇ? それならまだ「国が一律で育児手当を給料に乗せてくれる仕組み作って!」って主張されるほうがまだ納得できるかな。
結婚も出産もせずに必死に抜けた穴を埋めてた独身女性から見ると、それで出産した人だけが評価されるのってやっぱりどうしてもモヤるんですよ。気を遣いまくって歯ぁ食いしばってがんばってサポートしてあげても見返りもなくポイ捨てされてるだけみたいな立場でしょ?(苦笑)
もちろん出産・育児をがんばることはとても大切だし大変良いことです。ただ、その穴埋めをするために負担を押し付けられて手弁当(見返りも評価もろくにない)なのがだいたい独身女性になってるから、なおさらモヤるんです。そこを分散して社会全体で支えられるような仕組みになってないから。女は女が支えてやればいいだろ男にすがるなよ、みたいなジジイ論法で女同士でいがみ合わせるような構造になってるから。
私はそこは、職場のリスクヘッジと考えて全体で、あるいは制度でカバーしあえる仕組みにするのが本来の手法だと思うのです。
(リスクって別に子供を抱えたママやパパのことだけじゃないので。介護とか看護とか、本人の急病や事故で戦線離脱することもあるので、そういうのをひっくるめて「マンパワーの増減に対するリスクヘッジ」と考えています)
例えば、普段は縦に命令が届くようになっているけど部署横断で柔軟にサポートできるような立場の人を作っておくとかね。もちろん評価とか指揮命令系統の定め方がとても難しいし、小さい会社だとそんな余裕あるかい! って話になるんでしょうけれど。でも個人の資質や裁量でがんばらせるんじゃなくて、カバーできる仕組みは必要ですよね。
都合のいい時だけ何言ってんだは私も思うし、例えばフリーターでも数年とか長期間しっかりとバイトしてたならそこを準勤務実績として評価するための方法は考えてもいいんじゃないかなとも思う。正社員にさえしなければ給料アップしなくていい、みたいなところも変えないと経済的に困窮する人が増えるだけ、自分が食べていくだけでやっとなのに出産や子育てなんてと遠ざかる一因だとも思う。出産がその人のキャリアにとってリスクにしかならないところも、女性が輝くとか何言ってんだってツッコミ入れることしかできないし。潜在的雇用を活用するための(その人たちが活用されてもいいと思えるような)仕組みだって必要だとも思う。
ただ、似て非なる話をごちゃまぜにして書かれていると、全面的な賛成はできないのですよ。いろいろ難しいですね。