たとえばこんなバリアフリー
※「バリアフリー」って、本来は車椅子用のスロープとか、車椅子が普通に動けるようにする対策のことを指すようなので、厳密には話したい内容と違うのですが。。。言葉のキャッチーさに負けました。
しばらく前に、車椅子の介添えの方が移動の間だけすらチケットにないと劇場に入れなくて・・・という声に城田さんが応えて、主演舞台では介添えの方がロビー入場OKになったという話題がありましたよね。
それを見ながら、良かったなぁと思うとともに、どうしてもバリアフリーがなかなか進まない(主催者側で進めにくい?)ところもあるよなぁと。
ということで。
こんなん、できないかな?いつか(できれば近いうちに)実現したらいいな・・・という幻想話を書こうかなと。
簡単に言うと、聴覚障碍者の人が舞台を観に行きやすい環境をこんな形で作れたらいいなって話です。
もちろん今も、例えば台本を読みながら観劇させてくれるなど、対応してくれるところもたまにはあるらしいとは聞いています。
・・・が、方法としてメジャーではないし門前払いされることも多いそうで。
まあ、非常口のランプさえ消してしまうのが普通なので、手元に明かりがないと読めない台本を読みながら見たいというリクエストが通りにくいのはわかるのですが。。。
じゃあ、どういう形なら実現できそうかな?って考えてみると。
小劇場は、いろいろ挑戦的な舞台もあるようですが。
中~大劇場なら、どんなことができるかな?と考えると。
例えば。
1階後方とか2階後方とかに演出用の(照明の調整とかする)ブースが設置されることが多いじゃないですか。
その真横とかに台本で内容理解したい人用の(手元ペンライトOKの)座席を設置することはできないもんかな?と。
どうせそのブースの近くは明かりがあるし、他のお客さんの邪魔にあまりならない場所を選んでるはずなので、ちょっとぐらいなんとかならんかなぁと思ってるんですよ。
ブースの周り数席をそういう座席に設定して、3日前くらいまで購入可能にしておいて。
利用したい人がいれば購入したらいいし。
利用したい人がいなければ当日券にすればいいし。
人気公演であればあるほど当日券のニーズもあるから、方法として悪くはないと思うんですけどねぇ。
台本で先の展開がわかるのはちょっと…って言うなら、お試しはレミゼとかアニーみたいな、何度も公演やってて観客もリピーターの多い舞台で試してみることはできないかなぁ。
もしかしなくても劇場のスタッフさんの負担が増えるだろうけど、開始3分前くらいに該当席のお客さんに台本配って、幕間の間は回収して…という形なら、関係ない人が読みに来るとかもないだろうし。
映画の字幕メガネみたいなのでもいいけど。
字幕アプリ作れるなら、それでもいいけど。
でも、採算のとり方とか考えると導入厳しいかなぁ?とも思うし。
だから、お試しするなら、後方にはなるけどペンライト(指定の手元照明)OK席で台本読めるのがいちばん制作側の負担が少ないのかな~?と思ったんですよね。
(歌舞伎のイヤホンガイドほどお手軽には対応しにくいとも思うので、おとしどころが難しいですけど。)
たいていの舞台は、演出の都合上、非常口のランプも消されてしまうような空間なので、いろいろハードルが高くて難しいとは思います。
でも、そういう観点で空間が作られた舞台も、あったらいいなぁと。
そう、思うのです。