ちぃさきもの

よしなしごとを ゆるゆると

似合う役ってファッションに似てる

 ドラマでも映画でも舞台でも、最近みてて思うのは、配役とファッションって似てるなってことだったりします。

 ハマるというか似合うことがすごく大事。

 

 超豪華俳優がどうとか言われるわりにピンとこない作品って、脚本や演出が残念な場合も少なくないけど、役者がその役に合ってるかが大きいなと。

 配役が似合ってハマってると、力技でなんとか持っていけることも少なくないですし。

 

 

 演技力あるはずなのにダメダメに見えるパターンってわりと「役が似合ってない」ことが多い気がするのです。

 

 

 それが、どんなにお金をかけてハイブランドを着てても似合ってないともっさりして残念に見えるし、逆にファストファッションでも着こなしてればカッコよく粋に見えるのと似てるな・・・と。


 ハイブランドはしっかりお金をかけて(ファッションのプロが曲がりなりにも)「この組み合わせなら大丈夫」と自信を持ってオススメしているものを一揃えできるだけあって、“それなり”に見えるケースも少なからずで、似合わないことに気付きにくいかもしれないけれどね。

 

 

 

 水戸黄門みたいな何度もリメイクされてる作品の配役は、学生服みたいな感じかなぁ。


 詰襟が似合うかブレザーが似合うかみたいな違いは多少あるけど、学生服であることにかわりはなくて、それらしさからくる安心感と安定感があるところがね。

 みんなが「だよね~」って思う感じというのかしら。

 まぁ別に学生服じゃなくて白衣の長さがどうとかでもいいけどさ。



 もちろん着てる服のジャンル自体の好き嫌いはあるだろうし、野暮ったさ素朴さが味で似合う人もいるけどね。

 でも、野暮ったく見えちゃいけないブランドやモデルさんにはやっぱり、思わず「素敵」ってため息が出ちゃうような、流石なデザインや着こなしや動きを期待するじゃない?

 それに似てるなと思うのですよ。

 

 

 例えば「人気モデルだからって、そんなちょっと動いただけでボタンはじけとびそうなパッツンパッツンの衣裳を、無理に着せなくていいよ?」とか「ダンディさんにメガサイズの服着せても着こなす以前の問題で、ダサく見えるよ?(ヒゲオヤジに身長差40cmのカレシャツ挑戦させないで!)」とか。

 

 ここにあげたのは極端かもしれないけれど、そんな感想に近い配役も、あるよなぁ・・・と。