産婦人科への誤解
Twitterでちょこちょこ流れてくる誤解の話。
「産婦人科」って「産科&婦人科の略」じゃなくて「産(みたい)婦人(のための)科」だと思ってる人が少なくないというか、いわゆる女性特有の不調や病気を診るためにあるという認識をされてないというか。
これ、表記を「産・婦人科」にするくらいじゃ認識変わりませんよねぇ?(苦笑)
いやまあ・・・正直なところ、私自身は“婦人”という呼び方自体が、“奥様”とか“妻”という意味が含まれていると思われがちな言葉だと感じているので、いっそダイレクトに女性疾患(疾病)科みたいな呼び方に変えちゃってもいいんじゃないかとも思ってますが、他が病にまつわる言葉を使っていない以上、婦人科だけそんなことをするわけにもいかないんでしょうね。
もしかしたら逆に、「確実に病気じゃなきゃ行っちゃいけない」みたいな思い込み誘発するかもしれないし。
「眼科」「皮膚科」みたいに、身体のパーツの名前をつければいいのかしら?
えーと・・・「子宮科」「乳房科」とか?
うぅ、それはそれで、今誤解してる人たちには引き続き変な目やいやらしい目で見られそうよね。
じゃあ、「内科」「外科」を参考に、「女性内科」ってのはどうだろう?
内科は風邪ひいたとか食あたりとかで気軽に(ではないかもしれないけれど)かかれるお医者さんだと思うので、それに近いマイルドなイメージを持ってもらえないだろうかと思ったのですが。
・・・って、こんなところでぐだぐだ言ったからってどうなるものでもないんですが。
ホント、どうするのがいいんでしょうね。
そういう誤解とともに、もうひとつ考えたいなと思ってること。
婦人科でお世話になるような症状って、いわゆる「個人差」の一言で片付けてしまいたくなるものが多いと思うのです。
それって、個人差で人よりちょっとつらいだけなのか、どのくらいの症状が出たら病気っぽいか、そういう目安になるイメージがないから、なおさら「自分は大丈夫」って軽く見がちなのと、たとえ個人差で辛いだけでも、辛いことは解消するために医者に相談していいってことが広まってないからではないかと。
だからね。
例えば、小学校の保健体育とかで生理について教えるときとかに、できれば「このくらい辛かったら婦人科行ってねガイドブック」みたいなものが配られたら、“ひとりきりで我慢しない目安”になっていいなと思うのです。
ガイドブックって書いたけど、別に冊子じゃなくて、下敷きみたいな1枚モノでいいんです。
ふと気になったときとか、「ちょっとこれ辛すぎない?」って思ったときに、「(きっと)個人差だから我慢する」じゃなくて、「これもしや危険レベルの痛み?検査行ったほうがいいのかな。よし、これ見せながら親に相談しよう」って思えるといいなぁと。
婦人科へ気軽に!ってところまではさすがに無理だろうけど、それでも婦人科に対する誤解のある保護者を説得する後押しにはなりそうだなと考えているのですが、どうでしょうね。
もちろん私自身は医療関係者でもなんでもないので、そんな基準や目安にできそうな数字とか症状があるかどうかもわからずに好き勝手言ってるだけなのですが。
でも、もしもそういう基準になりそうなものがあるなら、「痛いだけなら我慢しなさい」って根性論はポイできる。
だから、そこの知識は共有できるようにしておければいいなと思うのです。
そんなん、できないかなぁ?難しいかなぁ?夢物語かなぁ?